「特定非営利活動法人 アスヘノキボウ」の代表理事の小松洋介でございます。
当法人は、東日本大震災を機に産声を上げた法人組織です。
震災直後、私は地元宮城に戻り、被災地の惨状を目の当たりにしました。
当時、被災地で必要だったものは食糧、泥や瓦礫を片付ける労働力、衣服等、人として生きる上で最低限必要なものや肉体労働でした。
しかし、震災から半年を過ぎ、状況が次第に落ち着くにつれ、被災地で必要なものが変化していきました。
「今後、長い復興までの道のりで必要なものは何か?」私は問いました。
そして導きだした答え。
それは立ち上がる町、そしてその中にある産業・暮らしの支援を行い地域を活性させる「人」でした。
被災地と呼ばれる地域の多くは、震災前から過疎化が深刻化していた地域がほとんどです。
震災により、そのスピードが加速してしまいました。
(お亡くなりになられた方々に加え、住む場所や仕事を失うことによる人口流出により人口は減少し続けています)
このままでは、復興して綺麗な町が出来上がっても、そのときには「人」がいない。
今のうちから「人」が住み続け、戻り、そして集まる為の町を創らなければならない。
そう考えたときに、私は一つ決めました。
「まちづくり、産業、暮らしの支援を行い、地域を活性化させる仕事をつくろう!」と。
そして、この法人が生まれました。
現在、宮城県女川町を中心に私達は、まちづくり、産業活性(事業再建・新規事業立ち上げ)に関わらせて頂いております。
復興を絶対に成功させ、復興後はこの経験・ノウハウを活かし、全国・そして世界の過疎化に悩む町、地域、地区等の支援を行っていきたいと考えております。
私達の使命は、被災地の復興を絶対に成功させ、そして皆さんの想いや経験を無駄にしないようバトンを日本・世界の地域に繋ぎ、日本の復興に結び続けていくことです。
私達は何よりも現場を大切にします。
私達は誰よりも現地の方に寄り添います。
そして、最高の形で地域活性を実現させます。
今後とも皆様方のご指導・ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人アスヘノキボウ 代表理事 小松洋介